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妄想食堂
『私の店舗物件の選び方』で書きましたが、こういう物件だとこんなお店はどうかなとか、この街にはこんなお店があったらどうかなと日々妄想に励んでいます。
余談ですが、先日、銀座の森岡書店さんで開催されたトークイベントの中で、奈良の「くるみの木」の店主・石村由起子さんも、日々そんな妄想をしているとおっしゃっていました。妄想ってワクワクしますよね。その思いが強ければ実現する可能性は高くなります。妄想大事!
例えばこんな感じの私の妄想
私が1 ROOM COFFEEを営んでいる街、中板橋。もうここに住みだしてから15年以上が経ちます。自分が行きたいカフェ・喫茶店・コーヒーショップが近くにそれほど無かったということは以前に書きました。結果的に自分がお店を出してしまったのですが、この街にお店を出したことで、より街のことを知るというか、こういうお店もあれば良いのに!と、思うことが出て来ました。
それは食堂です。「ご飯(お米)」を食べられるお店が極端に少ない!なおかつ、自分が住んでいる期間でも減少傾向。ということで、妄想スタートです。あくまでも私自身が行きたくなるお店というポイントは絶対にブレない妄想です。もっとこういう風なのがいいという点があるようでしたら、ご自身で妄想してください🙇♂️
ちなみに私、電車通勤する女子一人暮らし設定(大真面目!)
仕事で疲れたし、お腹は減っているけど池袋で何か食べるのは落ち着かないなー。と思っている間に、帰って来てしまった中板橋。晩御飯作るなら買い物にも行かなきゃいけないし、何か作ってたくさん出来ても明日は帰りが遅いのが分かってるし、やっぱり作るのちょっと面倒…。とは言ってもラーメンはちょっと重いしなぁ…。お米食べたいけど…まぁ、コンビニかぁ…。コンビニに入ったものの、こんなにお弁当が並んでいるのに、全く食べたいものが思いつかない…。
って、ことないですかね!?ありますよね!?最寄り駅が中板橋ではなくても、そんな人多いんじゃないですかね!?女子一人暮らし設定で妄想してますが、私自身、勤めていた当時、仕事から帰ってきた時に、こんな風に思ったことが多々ありました。夫婦や家族で住んでいても、食事を一人で済ませる時、済ませたい時ってありますからね。
食堂の定食はお魚か、お肉で何日かで入れ替わる2種類の選択肢でもいい、なんなら「本日の定食」一本決め打ちでもいいから、できれば一汁三菜。ご飯とお味噌汁と「例えば今日は生姜焼き」と、副菜にほうれん草のお浸しでも、切り干し大根の煮付けでも、何と無く野菜も食べられたらいいなー。奇をてらった物は何もなくていいから、ど定番があればそれで大丈夫。ポテサラとか、納豆とか、玉子とか追加できればよし。あと+2、3品、入れ替わる副菜があるとちょっとしたおつまみにもなるし最高!
今日は1日頑張ったから、ビールかレモンサワーかワイン一杯ぐらい飲みたいよね。今日はこんなビールあるよとか、日本酒あるよっていうのもいいかな。
ビールは缶で木桶に氷温冷蔵してあって、グラスも用意しておくからセルフサービスでいいかなー。
お店は8坪ほどで店主一人で営業。営業時間は18:00〜22:30(L.O.22:00)
キッチン周りにL字カウンター6席、2名がけのテーブル二つ。ご来店はお一人様かお二人様、3名様以上のご来店はごめんなさい。和定食を出しているけどTHE・和でもなく、THE・大衆食堂でもなく、かと言ってカフェ風っていう訳でもなく、女子一人が何組か居て、ビールを飲んで居ても小綺麗で自然な感じの外観・内装っぽいのがいいかな。(頭の中にイメージはあるけど、文字にすると上手くニュアンスが表現できない…)「食堂」ってワードが男性色強い気がするし、かと言って「かもめ食堂」はちょっとオシャレすぎるから、女子寄りにしつつ、ほどよい感じにしておきたい。
夜帰って来てコンビニに吸い込まれて行って、お弁当と飲み物とちょっとしたスイーツや、お菓子を買っても1000円ぐらいすぐ行っちゃうし、食べ終わった後のゴミも出るけど、2週間に一回ぐらいは、こういう食堂でご飯食べながら、一杯飲んで1500円〜2000円ぐらいなら、気分良い仕事帰りの晩御飯かな(もう一回言いますけど、あくまでも私自身が行きたくなるお店)ーと思うんですけど、皆さんどうですかね!?
こういうのは最近であれば、クラウドファンディングとかで実現に近づきやすくなったりもするのかな。メンチカツは、あそこの冷凍を仕入れられれば、かなりいいかもな。お椀はアレがいいかな。あの人がバイトで切盛りしてくれたら、1 ROOM の営業終了後に私駆けつけて、接客係(いや、ただ喋るだけ…のスナックのママ係)やるのにな。妄想は止まらない…