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今ここに居る奇跡、そこにある奇跡。

先日の夜中、そろそろ寝ようかと思って横になった時にレバノンに住む姉からメッセンジャーで「ベイルートでの大爆発がこれからニュースで流れると思うけど、とりあえず大丈夫(身体は)だから、母さんにも連絡しておいて。」という一文が到着。
姉とやりとりをしていると親戚は住宅に被害が出ている模様。たまたま姉はcovid19によるロックダウン中で、俗に言うコロナ疎開的にご主人(私の義兄)のベイルートからは少し離れた実家でここしばらくは生活をしていて、連絡をくれた時点では大規模爆発があったとの情報しかなかったらしい。「現場から3キロぐらい離れているけど、ベイルートの自宅は何か壊れてるかも。」と。

たまたま日本でも福島で爆発事故があったばかり。爆発があった場所から3キロ先でも衝撃波が原因と思われる物品の破損があったという報道がされていたので、姉には「爆発の規模が大きいなら、3キロ先でもガラス全損の可能性はあるよ…」と。やりとりをしながら色々検索してみるも、Twitterでも検索ヒットしないとなると、最新情報や映像の取得にはちょっと時間かかると思いとりあえず寝ることに。

そして翌朝に見た衝撃の映像…。で、お昼には自宅を確認しに行った画像が姉から届く。ホントにこれ自宅にいなくて不幸中の幸いだったとしか言えない画像。この時どんなところに住んでいるか初めて知ったんだけど、きっとそれなりに高級なマンション(ベランダとか超広い)なんだろうという建物。躯体はしっかりあるし外壁も綺麗。ただ、とりあえず窓という窓、ガラスは全て粉々、窓枠も内側へ吹き飛ばされてベッドの上に。3キロ先とはいえ、冷蔵庫が明らかに移動しちゃってるのはどれだけ衝撃波が強かったのだろうか。とりあえず、そこを修復して住むというのは、現時点では難しいんじゃないかということらしい。とはいえ、身体が無傷で良かった。たくさんの方々が被害にあわれているので、単純には喜べないのだけれども。

レバノンと言えば年明けにデフォルト(債務不履行、政府の借金が返せなくなった状況)、陸続きの隣国にはシリアをはじめ情勢不安定な国々、イスラム圏と、我々日本人にはなかなか生活のイメージがつかない馴染みのない国(ゴーン元会長の脱出先としてはお馴染み…)ですが、首都ベイルートは東京と同じ感覚(姉曰く)で住める、むしろ住みやすい面もある街とは以前から聞かされていました。中東のパリとも言うらしい。

と、前置きがとてもとても長くなりましたが、つい半年前までは全く想像しなかったことが世界中で起こっていますし、同じ地球上で昨日まであった街が今日は一瞬で消失する中、私自身日本でそれなりに安全でそれなりに平和な生活をしていること、お店がここにあって継続できていることは、本当に奇跡に近いと思います。

もしかしたら、時節柄、皆さんの周りにある今日やっているお店が営業終了後に明日の閉店を決断をするかもしれません。人気店でも、店主さんの心境の変化によってはお店を閉じて遠くに移住してしまうかもしれません。
だから、行きたいと思っていたり気になっているお店には今すぐ行った方がいいし、会いたい人には会いに行った方がいいし、やりたいことは今やった方がいい。というか、今やらなきゃいけない。「落ち着いたら…」って言ってしまいがちだけど、落ち着くことなんてないと思った方がいい。今、これを読んでくれているあなたがそこで生活している事、ここに私がいる事、落ち着かないけど、やりたい事を「今」にねじ込んで行く事で奇跡が連続し、生きている意味があるんじゃないかなと思います。

今ここに居ることは奇跡、そこにあることも奇跡。
だからやりたい事は今すぐ全力でやる。
と、書いておきます。自戒の念を込めて。